合成品の構造確認について

以下のいずれかに該当するお客様はご一読願います。
○目的物の含量が重要
○性状が気になる(結晶性、溶解性、色等)
○納品物の活性、反応性等が重要
安定性に問題がある、分解しやすい
〇構造確認にはNMRが必須
○微量でも混入しては不都合な成分がある
○特定の分析手法、条件が必須
○不斉中心がある化合物、異性体が含まれる可能性のある構造
○酸性、塩基性物質、4級塩(Ammonium、Phosphonium等)
〇正確な分子量を知りたい
これまでの経験でほとんど全てのご要望にお応えできると考えますが相応の手間と費用を要し再見積となります。必ずご発注前にお申し付けください。ご発注後のお申し出は原則お断りです。

合成品の構造確認
・TLC、HPLC、GC、LC-MS、GC-MS:弊社装置で分析いたします。弊社にない装置を用いる機器分析はすべて外部機関に分析依頼いたします。特殊条件を必要とする場合はカラム購入あるいは貸与等含め別途ご相談となります。分析解像度、分析データ品質等が重要な場合、ご発注前に必ず装置スペックについて弊社までご確認願います。
・特注合成では原料、目的物の構造、反応機構から副生物をある程度予測可能、比較的高極性物質はLC/MSでイオン化容易、低極性化合物はGC/MSで確認可能等の理由により、弊社では余程の事情がない限りNMR分析を省略します。
・NMR分析を実施するケースは①異性体が生じる恐れあり②LC/MS、GC/MSでイオンが検出されない③リテンションタイム、TLC発色、MSスペクトルなどの挙動に不審点がある、です。
・構造確認にご協力頂ける場合、相応の分析費用分を割引いたします。見積記載の提出量の一部または全量を分析に供することになりますが分析後サンプルの回収や精製単離が必要になる場合、別途費用で承ります。
・見積書記載の分析手法で得られるデータで目的物であることに矛盾しないデータが得られれば目的物と判断して納品いたします。見積書記載以外の分析手法を必要とされる場合、ご発注前にお申し付けください。
 特にNMR分析が必須の方、忘れずお問い合わせ時にお申し付けください。
・弊社からご提示の確認データでは不十分とお客様がご判断される場合、弊社で対応可能な範囲で追加分析に対応させていただきます。追加分析の結果、納品物が目的物であるという弊社の判断に間違いないことが確認された場合は追加分析費用と要した人件費相当額を上乗せ請求となります。
・一般にそのロット品が目的物であると“証明”するための厳密な構造確認には化合物の構造によっては莫大な分析費用と手間がかかる場合があり、対費用効果で必要最小限の分析項目を見積ではご提示しております。例えばNMRなしでも目的物を断定できると判断する場合は価格を抑えるためNMR分析を省略し、見積書に記載していません。特定の分析手法が必須とお考えのお客様は見積書添付データ欄を再度ご確認ください。見積書記載以外の手法による構造確認、純度確認をご希望の場合はご発注前にご指定いただきますようお願い致します。弊社で対応可能な項目を盛り込んで再見積いたします。
・見積書記載の分析手法では目的物と判断できる有力なデータが得られず別手法の分析が必要となり、追加費用をご相談させていただく場合がございますが事前にお客様のご了解を得るように致します。
・構造確認は上記機器分析データのみで機械的に判断することはせず反応の様子、TLCの挙動、原料との比較、モデル実験、誘導体化による確認、過去の類似反応の経験等を総動員して総合的に判断致します。限られた情報から目的物であると判断する精度が他社と最も差別化できる技術、ノウハウであると自負しています。
しかし100%間違いない目的物を納品可能かと問われれば残念ながら“No“です。限られた情報で100に近づけるべく最善を尽くしますが予期せぬ副反応、参照文献の記載間違い、市販原料起因による副反応等、想定外の要因に加え、弊社の判断ミスその他、間違った判断をする可能性はゼロではありません。また合成法、精製法等のノウハウは備考欄に特に記載がない限り非開示とさせていただいております。従って納品物が目的物と判断するに至った詳細な経緯をご報告することはなく、見積書記載の分析データのみでご報告いたします。この考え方に同意いただき、弊社の判断を信頼頂ける方、お任せいただける方のみがご発注頂きますよう、お願い致します。
・見積金額には1化合物に1回の構造確認費用が含まれます。通常予備検討で単離したロット品を用いて構造確認を行います。スケールアップ合成で得られた別ロット品についてはHPLCリテンションタイムまたはTLCスポット位置等予備検討品との一致のみで判断いたします。ロットごとの構造確認にも対応させていただきますが追加構造解析費用がかかります。
・既知化合物は文献値を重要な参考データとして活用します。文献値と実測値が微妙に異なる場合が少なからずありますが、目的物であると弊社で判断した場合は納品致します。再分析は別途費用で対応となります。
・正確な分子量を知りたいというお問い合わせを受けることがございますが酸性、塩基性化合物では塩を形成したり、水和物になる可能性があります。構造式だけでは判断が出来ませんし予想外の塩、吸着、水和物を形成する場合がございます。正確な把握には多大な分析費用が掛かりますので弊社では保証外、各種分析には別途ご相談で対応させていただいております。

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