納品~清算の手順についてご案内

  1. 合成完了時に構造確認、純度データを含む試験成績書をメールでご報告いたします。
  2. 純度、構造確認データをご確認頂いた上で発送先の住所、ご担当者名、電話番号、ご希望着日のご提示をお願いします。
  3. 発送準備が整いましたら宅配便伝票番号と到着予定日についてメールでお知らせします。
  4. 納品書を同梱でお送りします。弊社判断で請求書を同梱する場合があります。
  5. 納品物が到着しましたら添付書類と納品物の確認をお願いします。
  6. 請求書を同梱しない場合、後日お客様から頂く検収のご連絡に対応する形で請求書PDFファイルをメール添付でお送りします。
  7. 請求書提出から60日以内に入金が確認できない場合は弊社からご連絡させて頂きます。

清算について注意事項

見積書備考欄に特に記述がない限り、成功報酬です。目的物が全く得られない場合は原料費、分析費等を含め一切ご請求しません。原料が不足して追加購入が必要になる場合も追加費用が掛かりません。 弊社で当初設定したルートでは不成功で合成法変更の必要が生じた場合も追加費用をお願いすることはありません。

但し以下にかかる追加費用をご負担願います。

 :このケースは成功報酬ではなく、結果に関わらず全額請求となります。見積書備考欄に明記致しますのでご注文前にご確認願います。
下記につきましてはお客様にリスクをご負担願います。

目的物の安定性に関するリスクを負担できません

想定が容易ではないリスク分は見積金額に含まれません。:予想困難な副反応、文献記述間違い(お客様ご提示、弊社調査関わらず)、購入試薬の構造間違い等。合成品が目的物ではないことを確認することが容易ではなく、間違った判断をして納品してしまう可能性がゼロではありません。可能性が極めて低いリスクまで見積に盛り込むと非現実的な金額になってしまいますので“100%間違いないものを納品”ではないことを理解いただきますよう、お願します。
 弊社では納品物が間違いではないかとのご指摘をお客様から頂き、弊社で検討の結果間違いと結論付けられた、または目的物であることをお客様にご納得いただけなかった経験は幸い(残念ながら?)過去に一度もないのですが、表に出ないトラブルの可能性を常に想定して謙虚な気持ちでいなければならないという考え方を徹底いたします。

分離困難な不純物除去に関して:予想外に分離困難な不純物のために目標純度品提出が困難と弊社が判断する場合は目標純度以下の提出、未精製で提出、または一部のみ精製で一旦全額ご請求させていただき、不純物除去費用につきましては別途ご相談とさせていただきます。

大スケール合成のリスクを負担できません:弊社で未経験化合物の合成スケールが100mgを超える場合、見積書備考欄に特別な記載がない限り成功報酬ではありません。結果に関わらず(目的物が全く得られなくても)見積書記載の全額をご請求とさせて頂いておりますので、初回は小スケール(1㎎以下)でのご依頼を強くお勧めいたします。一度合成経験があれば余程のことがない限り、スケールアップで目的物が全く得られないということはありません。

合成法指定の場合、トレース実験省略分のリスクをご負担願います:合成処方をご提示いただき、処方に従い合成する契約の場合、合成不成功時のリスクがないとして割安の見積金額になっております。処方に起因して合成できないと判断できる場合は、目的物が得られなくても検討にかかった費用を全額ご請求いたします。ご提示処方に起因することを証明するための実験が必要になった場合はそれにかかる費用を別途ご請求させて頂く場合があります。別ルートの調査、検討は一旦ご請求処理の後、別途相談で対応させていただきます。

上記以外でも成功報酬ではない形での契約時、不成功のリスクをご負担ください。成功報酬の契約で不成功だった場合、別ルートの合成法を再検討、必要な追加原料の購入費用等のリスクがかかります。成功報酬でなければこれらのリスクが免除されますので相対的に割安の価格でご提供できます。
成功報酬ではない形が適切と弊社が判断した場合のみ、例外的にこのようなご契約を弊社からご提案させて頂くことが稀にございます。お客様からのご希望(例:簡単な反応なので不成功のリスクはない。成功報酬ではない方式で値段を下げてほしい。)にはお応えできませんのでご了承ください。

事前告知のお願い:弊社にお問合せまたはご発注頂く以前に何らかの手段で合成を試み不成功、難航の実績がある、またはその間接的情報としてご存知の場合はご発注前に具体的情報のご提示をご契約の条件とさせていただきます。この告知を怠ったことが明らかになった場合は弊社検討の内容、結果如何に関わらず見積金額全額をご請求致します。見積書記載以外の追加費用をご請求する場合もございます。

 特注合成お問い合わせ時にご提示願いたい情報もご一読願います。

原料が高価あるいは収率予測が困難等の理由により見積記載の提出量を確保することが難しくなるケースが頻繁に起こります。目標量を確保するため原料の追加購入、追加合成のリスクが生じます。見積書備考欄に“得量提出”の記述がある場合はそのリスクを含まないため通常の提出量保証と比較して割安の金額設定となっております。収率が予想を大幅に下回り目標量に満たない場合でも見積金額での清算させていただき(上記②のケースでは全額ご請求となります)追加合成は別途ご相談となりますので“得量提出”にかかる割引とリスクをご理解いただきますよう、お願いいたします。目標量の提出が必須の場合は割高になりますが提出量保証の形で再見積致しますのでご発注前にお申し付けください。

清算手続きについてご案内

弊社で合成実績のない新規化合物合成の清算について

①目的物が微量でも得られた場合:スケールに関わらず全額ご請求です。

②目的物が全く得られない場合:原料費を含め一切ご請求致しません。

⑦反応液のLC/MS、TLC分析等で目的物の存在を確認したが安定性起因で十分な純度品が得られないまたは単離できなかった場合は上記①での清算となります。詳細こちらご参照ください。

 初回合成は最少量でのご依頼を強くお勧めしていますが、お客様のご要望により大スケールでのご依頼の場合は上記清算となりますのでリスクをご了解頂いた上でのご発注をお願いします。

リピート合成品の清算
追加原料入手困難等の理由により提出量が目標量に満たない場合、見積金額の割掛け計算によるご精算です。
得量提出契約の場合は全額ご請求です。

納品書、請求書等の書類について

請求書、納品書等、全て電子ファイル(PDF)でご担当者様へお送りいたします。

請求書、納品書等の別途郵送は別途費用で対応いたします。見積価格に影響致しますので角印、代表者印の捺印を必要とされる場合も含め、必ずお問い合わせ時にお申し付けください。ご発注後のお申し出は追加費用を上乗せした請求書となりますのでご了承ください。

特に大学、公的機関のお客様で納品、ご請求から数週間後、別途経理後担当からお電話を頂き社印、代表者印を捺印して郵送してほしいというケースが一時期大変多かったのですが時間、手間、費用のロスが馬鹿になりません。後から数百円の追加費用を請求するのも面倒ということで泣き寝入りになってしまいます。

見積書に上記内容を含む注意書きを添付いたしますので、その見積書ファイルをそのまま経理ご担当まで転送頂ければ手続きがスムーズかと存じます。些細な無駄の排除にご理解、ご協力頂きますよう、よろしくお願いいたします。

 請求書の発行手順等につきこちらにも記述がございますのでご確認願います。

ご発注頂いた後のお客様ご都合によるキャンセルは下記の清算方法でお願いします。

キャンセル連絡を弊社担当が受領した時点までにかかった原料費、外部委託費用、分析費用、廃液費用、発送費用等の実費を全額ご請求いたします。

既に作業に取り掛かっている場合は、実施済み作業に応じて計算した額を上記に上乗せしてご請求します。

ご連絡いただいた時点、下記いずれかに該当し目的物の目途が立っている場合は見積記載の全額ご請求致します。

 ☆予備検討で目的物の存在をLC/MS、TLC、GC/MS等で確認できており、メール等で概要ご連絡済み。

 ☆予備検討で難関ステップを乗り越えた後で難易度の低いステップを残すのみの合成中間体の生成が確認できている旨、メール等でご連絡済み。

弊社からご提示する見積書、確認書、お客様のご希望により別途作成する契約書のいずれかに記載された内容のみが契約として有効です。
左記いずれにも記載されない要求事項を満たさないという理由での一方的なキャンセル、合成成果物の受け取り拒否はお客様の契約違反と見なします。 その場合お客様の合意を必要とせず弊社の判断でいつでも契約金額全額ご請求またはお客様の同意を得ず弊社の判断のみで契約解除できるものとします。
2014年、このような重大かつ深刻な事例が1件発生したための対応措置です。この事例について経緯を詳細にご説明いたしますのでお申し付けください。

お支払方法

請求書発行から60日以内のお支払いをお願いいたします。

お支払い方法により見積金額が最大5%変わってきますので見積書提出前にお伝えいただきますよう、お願いいたします。銀行振り込みが最安です。お支払方法のご提示がない場合、最も割高な支払い方法で見積となってしまいます。

銀行振込、PayPal、現金書留に対応致します。振込手数料、収入印紙、切手代等、お支払い手続きに関わる費用は見積金額に含まれませんのでお客様が全額ご負担いただきますよう、お願いいたします。
クレジットカード決済はPayPal経由で対応可能です。
手形支払につきましてはでんさい、のみ対応可能です。お支払い時は支払通知書(PDFファイル)を必ず弊社までお送りいただきますよう、お願いいたします。

ギブアップについて

見積時に設定した合成法につまずいても、納期を大幅に超えても合成法変更等で克服できる可能性がある限り弊社はギブアップせずぎりぎりまで頑張ります。 納期の大幅遅れ、目途が立ちそうにない等の状況を考慮し、弊社でギブアップ判断致します。ギブアップに至る判断材料は可能な限り詳細にご提供させていただきます。

特注合成では予測困難な要因により納期遅れは不可避です。納期遅れを理由のキャンセルはご容赦ください。デッドエンドがある場合は”納期厳守”の形で見積いたしますので必ず事前にお伝えいただきますよう、お願いいたします。

こちらもご一読ください。

見積書、契約書に特別な記載がない限りギブアップ時は原料費を含め一切ご請求しませんが下記の2点注意事項がございます。

見積にはギブアップ時に想定される各種弁償(御支給試薬使用分の弁済、不成功によるお客様の不都合への賠償等)、詳細報告書提出、お客様訪問によるご説明費用等につき見積書備考欄または契約書に特段明記ない場合は全てご容赦ください。

ギブアップに至った報告書作成、実験データ提出につきましては有償で承ります。

特注合成についてその他ご案内はこちら