・目的物の安定性に関するリスクを負担できません:お客様から事前に不安定性情報を与えていただける場合や、予測が容易な不安定要因については見積に盛り込むことが可能ですが、
それでも予想以上に不安定で精製に苦労した経験が過去に数多くあります。克服が容易でない場合安定性試験、分解を免れる処理法・精製法の確立に多大な手間と時間を要します。この条件検討
に要する費用は見積金額に含まれませんので、お客様にリスクご負担をお願いいたします。
目的物の存在が確認できたにも関わらずその不安定性に起因して精製出来ない場合は未精製で一旦全額ご請求させていただき、単離精製のための検討につきましては別途でご相談させてく
ださい。検討の結果、単離できないという結論に至る可能性がございますが返金はご容赦ください。
安定性に関する注意事項についてこちらもご一読願います。
・想定が容易ではないリスク分は見積金額に含まれません。:予想困難な副反応、文献記述間違い、購入試薬の構造間違い等。合成品が目的物ではないことを確認することが容易ではなく 、間違った判断をして納品してしまうケースが全くゼロではありません。可能性が極めて低いリスクまで見積に盛り込むと非現実的な金額になってしまいますので“100%間違いないものを納品”ではないことを理解いただきますよう、お願します。
・分離困難な不純物除去に関して:予想外に分離困難な不純物のために目標純度品提出が困難と弊社が判断する場合は目標純度以下の提出、未精製で提出、または一部のみ精製でご容赦いただき 一旦全額ご請求で清算させていただき、不純物除去費用につきましては別途ご相談とさせていただきます。
・大スケール合成のリスクを負担できません:弊社で未経験化合物の合成スケールが100mgを超える場合、見積書備考欄に特別な記載がない限り成功報酬ではありません。結果に関わらず (目的物が全く得られなくても)見積書記載の全額をご請求します。
・合成法指定の場合、トレース実験省略分のリスクをご負担願います:合成処方をご提示いただき、処方に従い合成する契約の場合、合成不成功のリスクがないとして割安の見積金額になっております。 処方に起因して合成できないと判断できる場合は、目的物が得られなくても検討にかかった費用を全額ご請求いたします。ご提示処方に起因することを証明するための実験が必要になった場合はそれにかかる費用 を別途ご請求させて頂く場合があります。別ルートの調査、検討は一旦ご請求処理の後、別途相談で対応させていただきます。
・事前告知のお願い:弊社にお問合せまたはご発注頂く以前に何らかの手段で合成を試み不成功、難航の実績がある、またはその間接的情報として注意事項その他ご存知の場合はご発注前に具体的情報の ご提示をご契約の条件とさせていただきます。この告知を怠ったことが明らかになった場合は弊社検討の内容、結果如何に関わらず見積金額全額をご請求致します。見積書記載以外の追加費用をご請求する場合もございます。
・原料が高価あるいは収率予測が困難等の理由により見積記載の提出量を確保することが難しくなるケースが頻繁に起こります。目標量を確保するため原料の追加購入、追加合成のリスクが生じます。見積書備考欄に “得量提出”の記述がある場合はそのリスクを含まないため通常の提出量保証と比較して割安の金額設定となっております。収率が予想を大幅に下回り目標量に満たない場合でも見積金額での清算させていただき追加合 成は別途ご相談となりますので“得量提出”にかかる割引とリスクをご理解いただきますよう、お願いいたします。目標量の提出が必須の場合は割高になりますが提出量保証の形で再見積致しますのでご発注前にお申し付けください。