2025/02/22

同一化合物のリピート合成、市販品と同等品をご希望のお客様へ

リピート合成のお問い合わせには下記ご留意ください。

・前回合成結果を踏まえ、弊社ではリピート合成の際、少しでも高収率、高純度品を得るための改良を施します。スペックの範囲内で前回合成品とは品質が異なる(異性体比率の変化、純度向上、ピーク形状改善等)場合があります。また同一処方で処理しても同じ結果が再現できない場合があります。

・契約スペックの範囲内であれば合成成功として全額ご請求致します。

・特注合成品では保存安定性に関する知見が十分ではありません。前回と同一ロット品を納品の場合も保存中に純度が低下する可能性があります。

・前回合成時と全く同じ処理をご希望(改良や処理方法の変更不可)のお客様はお問い合わせ時に忘れずお申し付けください。弊社のポリシーに反しますが一つの契約として対応させて頂きます。

・前回と同等品をご希望のお客様につきましてもお問い合わせ時にお申し付けください。

・一般論として同一スケールの合成→精製、一連のプロセスを少なくとも5~10回繰り返し、再現性が確認されるまでは安定品質の保証は困難です。これを前提にお話を進めさせていただくことになりますのでご了承ください。

・同一処理希望、同等品希望いずれの場合も純度以外に細かいスペック、処理方法等のお客様とのすり合わせと合意及び契約書・見積書への盛り込みが必要となります。

・処方の改良が可能にも関わらず処方の変更不可の契約の場合、下記事項をご理解いただいた上でお話を進めさせてください。

 ①文書に記載のない保証は無効ですので細かい点に至るまで盛り込まれていることをご発注前に必ずご確認ください。細かい条件について文書化されていない、または見積書備考欄に記載がない場合は弊社がお客様のご要望事項を正確に理解できていない可能性があります。

 ②契約通りの処理にも関わらず”同等品”とならなかった、前回認められなかった不純物ピークが認められた、期待した位置に目的物が溶出しなかった、必要量の目的物が得られなかった、あるいは目的物が全く得られなかった、などの事態が十分考えられます。 その場合は契約通りの処方で処理したロット品を一旦納品(または納品物無し)、全額ご請求、清算の後、追加作業等につき別途ご相談とさせて頂きます。

 ③純度に影響しない程度の微量不純物起因で提出品の色調が大きく変わったり、着色するまたは着色しない場合が日常的にあります。色の再現が重要とお考えのお客様はご発注前にお申し付けください。

 ④品質が十分、安定してから依頼する・・・ゴールが不明瞭ですし要する手間と時間が予測困難のため原則お断りですが、内容次第で例外的に対応させて頂く場合もその検討に要した作業分を上乗せした割高の価格提示になります。見積作成作業前にご予算上限をご提示頂くと共に予算内の見積価格であれば発注の確約をお願いします。

・前回と活性が変わってしまった。・・・よくあるケースです。こちらをご参照ください。

・市販品と同等品をご希望の場合もリピート合成に準ずる対応とさせていただきます。

特注合成についてその他ご案内はこちら