新成化学では分子量分布のない単一構造のポリエチレングリコール(PEG)を全面に押し出していますが工程数が非常に長く、コストを大幅に下げることは容易ではありません。価格がネックとなり残念ながらご利用を断念されるお客様も居られます。
分子量が揃っていなくてもよいので費用を抑えたい・・・代替品として市販のPEG:格安だが単一構造ではなく、分子量分布がある混合物:からの誘導体について多くの研究者様より引き合いを頂いています。
単一構造のPEGと比較して安価とはいえ、高品質を求めるとなれば高度な技術を要します。混合物ならではの精製ノウハウがあります。
イオン交換樹脂法、逆相などで目的のカルボン酸やアミンと未反応のOH基などを分離することは分子量増大に伴い難易度が格段に高くなります。
繰り返し単位の異なる異性体の分離は分子量増大に伴い不可能になってきますが、それ以外の不純物や未反応のOH基構造は工夫次第で分離可能です。新成化学では独自の方法により目的物以外の不純物や未反応原料、オーバーリアクション構造などを徹底除去し、可能な限り高純度なPEG誘導体をご提供しています。
弊社では保護基を使用することにより極性を大きく変化させ未反応のOH体を完全除去した後に保護基を外し、最終的に両末端の官能基が揃った高純度品になっています。
SCHEM No. | Structure | Compound Name | Price (JPY) | Purity | Stock(mg) |
---|---|---|---|---|---|
05992 | PrCOOH-PEG20K-OPrCOOH | 79,700/5mg | <80% | 0 | |
05993 | COOH-PEG20K-COOH | 76,800/0.8mg | <80% | 27.1 |
一覧以外の平均分子量や末端の細かい構造の違いにも対応致します。