相関移動触媒、ホストゲスト化合物として18-Crown-6が広く活用されていますが、高分子環状エーテルは
ポリマー素材やリチウムイオン電池の改質剤としての性能も報告されています。
弊社では独自の合成法で得た高分子PEGを分子内環化させることで単一構造、巨大クラウンエーテル合成に成功しました。
現時点最大分子量合成実績は分子量4,934(繰り返し単位112:336-Crown-112)ですが、合成法を確立済みですので更に大環状構造も合成可能です。
比較サンプル:市販のPEG(分子量分布あり平均分子量2,000)から誘導した環状エーテル(SCHEM00927):
クロマトグラムは1本のピークに見えますが、MSスペクトルから明らかなように繰り返し単位37~46程度の混合物であることがわかります。
新成化学では高純度ポリエーテル合成技術を用いて枝付きPEG誘導体、ポリTHF等、多数合成実績があります。
枝付きクラウンエーテル技術資料
ジスルフィド結合を有する環状PEG
S含有クラウンエーテル
アザクラウンエーテル(N含有クラウンエーテル)
クラウンエーテル化合物リスト
単一構造PEG合成技術を適用し、種々官能基への誘導実績ございます。
PEG誘導体最新リスト
弊社品の大環状クラウンエーテルを触媒量添加で高分子物性の改善に効果が認められたそうです。
温和な条件で切断可能なPEGリンカー
ポリエチレングリコール(PEG)誘導体命名法について